事業を起こす上で運転資金・経費を知っておくことは大事です。
本記事の内容
・販売にかかる資金
本記事はキッチンカー運営中の経験を元に書いています。
キッチンカーは初期費用が低いとされています。
今回はキッチンカーにはどんな経費が必要なのか調べてみました。
キッチンカー初期費用でいちばんかかるものは「キッチンカー」車本体ですよね。車種や営業したい業態によって変わりますが100万~400万で買うことが出来ます。
今回は車を買ってからかかる資金・経費を書いていきたいと思います。
キッチンカー運転資金
路面店舗より設備投資を抑えられ、固定費の家賃がないので低い費用で飲食店が開業出来るのがキッチンカーの魅力です。
それでも車体と設備を揃えても運転資金はかかります。その運転資金にはどんなものがあるでしょうか。
飲食営業で調べました。
車にかかる運転資金
・自賠責保険
・任意保険
・駐車場代
・ガソリン代
・メンテナンス維持費
・各自治体保健所での営業許可申請費
・PL保険
販売にかかる運転資金
・原材料費
・容器やスプーン備品費
・POPやバナーなど販促費
・出店費
・人件費(1人の場合なし)
・広告 外注費(かけない場合なし)
・仕込み場所での費用(レンタル・賃貸で変わる)
・営業 交際費
ざっくりですが挙げてみました。固定費・変動費がこの中から分かれます。
原材料費・出店費は運転資金のなかで大きな割合を占めると思います。
どういうことかというと
![](https://kitchencar-tida.com/wp-content/uploads/2020/03/img_2916-1024x682.jpg)
原材料費と出店費
原材料費は販売する商品の源となるものです。
販売すればするほど原材料費はかかります。
タコライス販売で見ていきます
・お米
・タコスミート(お肉や調味料)
・トッピング野菜
・チーズ
・トッピング調味料(タバスコ等)
これが原材料費です。
原材料費なのでここから一人前の原価計算をして販売価格を決めます。
出店費は出店場所を貸してもらい貸してくれた人に渡すお金です。
※勝手に道路での販売は出来ません
又今はキッチンカーの出店を仲介するサービスを活用するのが主流なので登録したサービス会社に仲介手数料として支払います。
この出店手数料は場所によりさまざまあります。
調べると
・1日〇〇円
・1日の売上の〇〇%
・1日の出店費〇〇円+売上の〇〇%
〇〇は各所違います。
原材料費と出店費はその月によって大きく変わるので変動費になります。
一日ごとに支払う額なので運転資金で大きな割合を占めるとしました。
例
原材料(原価)が1食100円かかります
キッチンカーで出店月20回 1日に80食販売
100×80×20=160000
原材料費が160000円掛かります
ここから販売価格を決めます。
飲食では30%前後の原価率でやるのが一般的とされていますが
160000の原価なので原価率を30%前後とするならば×3をして売上を480000にしなくてはいけません。
※原価率は売上に対する原価の割合のこと
なので上に当てはめると100円原価のものを300円で販売します
300×80×20=480000 480000円が売上です
売上から原価を引いた額が粗利
480000-160000=320000
その他上に挙げた一月にかかる運転資金を粗利から抜いた額が利益です。
320000-〇〇=〇〇
個人の場合ここからプライベートの生活費や保険各種を引いた額が自由なお金となります。
※保険は経費に回せたりもするので若干違いはあると思います。
簡単な計算式ですが書いてみました。
キッチンカーでの運転資金のメインとなる商品の金額を決めるのは重要です。
なぜなら収入に直結するからです。
ここまで書いてあれなんですが、そもそも売れる見込みが立たないといけないので売る商品が決まって計算出来て安心ではありません。わたしも同様です。
でも、キッチンカーの運転資金にはこんなのがあること、原価売価を知っておくとよりスムーズに開業出来ると思います。
仕込み場所での費用
これまで勉強していますが家賃はかからないと多くのサイトに書いてあります。
こちらの記事↓でも書いたのですが仕込み場所は家賃に入るかも知れません。
自宅以外の営業許可のある場所で仕込みをしなければいけないからです。
・レンタルキッチンの場合費用がかかる
・仕込み場所を賃貸で借りても費用がかかる
知り合いの店舗に頼んで空いてる時間を使わしてもらう。この場合費用は掛かりませんが少し難易度高いかなと思います。
実際わたしの場合は仲間と共同の賃貸を借りています
家賃+光熱費+初期費用がかかることになります。
この仕込み場所についてはキッチンカーについて勉強する前は自宅で仕込んで自宅から出発と思っていました。初期費用が低いというのでハードルが下がって簡単に考えていました。
なので仕込み場所が必要固定費として費用立てることもある、と覚えていた方がいいです。
このように運転資金を調べていくとキッチンカーの流れがみえていきます。
固定費、変動費、原価などこれをおおまかでもいいのでひと月にかかる運転資金を出しておくといい目安になると思います。
最期までご覧いただきありがとうございました。